2009 年 9 月 のアーカイブ

  
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明野で『イギオヤジ展』を見てきました

2009 年 9 月 23 日 水曜日

ナンダコレ?
面白い!
ゴミ??
かっこいい!!

北杜市明野町で開催中の『イギオヤジ展 ~廃材パラダイスへようこそ~』をみてきました。
いろーんな気持ちがいっぺんに触発されますよ。

イギオヤジ展は小屋が目印

イギオヤジ展は小屋が目印(撮影:ゲストハウス空穂宿・女将)

イギオヤジことイギケンイチさんの生みだしたモノには、芸術(fine art)という言葉はあまり似合わないけれど、単なる手すさびとも呼べない、とにかく独自の世界が展開されています。

たとえば、イギガレージ(イギさんが経営していた駐車場。かつて静岡県清水市にありました)の屋根の断片。
風雨にさらされた痕(朽ちたり錆びたり・・・)に養生する(ペンキを塗ったり継ぎ足したり)イギさんの日々が凝縮されていて、特別な存在感を放っています。
既に取り壊されて数年が経っているイギガレージ。チラシ掲載写真からその佇まいをイメージするだけでワクワクした気持ちになります。あらかじめ失われていることで余計に焦がれてしまうのかもしれませんけどね。

そして、バナナハンガー(バナナを引っ掛けるハンガー)、夏みかん皮剥き道具、柄の長ーいオタマなどなど(ゲストハウス空穂宿のブログ参照
イギさんにとってはありふれた暮らしのちょっとした工夫の積み重ねなのでしょうが、そこには「そこはかとない(?)ただならなさ」に満ちあふれています。
既存のモノの成り立ちや考え方にしばられないイギさんの脱力系「生かすぞ」パワー、オリジナリティは圧巻ですよ。

芸術的価値を内包しつつぶっとばす(なんちゃって)
使える!イギグッズの販売もあります。


『イギオヤジ展 ~廃材パラダイスへようこそ~』
2009年9月18日(金)〜10月12日(日)
入場無料
キャンピカ明野 ふれあいの里
山梨県北杜市明野町浅尾5260-5
0551-25-4451

イギオヤジの世界を再構築した空間構成アーティスト
●水町克(スタジオKURI 主宰)
●窪田 ‘オジィ’ 隼也(ゲストハウス空穂宿 オーナー)
●井上和弥(Chu-Buru-DECO 代表)


関連イベント
中里和人スライドショー&トーク with KURI ライブ 』
2009年9月26日(土)
キャンピカ明野 ふれあいの里
20時~22時
2,000円(コーヒー付)


今日この頃

2009 年 9 月 21 日 月曜日

空が遠く、山が近くなってきました。八ヶ岳南麓は秋の風が吹いています。
朝晩は少し冷えますので、こちらにお出かけの際にはちょっと余計に上着やスカーフなどをお持ちになると良いですよ。
先日、東京へ参りしましたら、こちらとの気温差に驚きました。
国立近代美術館の常設展示をみてきました。アンキさんの作品が3点展示されていますよ)

8月には真っ白だったミナヅキの花が薄紅色になってきました

8月には真っ白だったミナヅキの花が薄紅色になってきました

谷中安規展の会期も9/26まで。残り5日となりました。
なんだかアンキさんの作品たちと離れがたく、ほんとうに名残惜しい気持ちです。

今月のフィリア美術館の休館日は変則的になりますので、今一度ご案内いたします。
9/24(木)・・・ 水曜日が祝日のため開館となり、代休として休館します。
9/27(日)・・・『LIVE! 酒井俊』開催
9/28(月)~10/2(金)・・・ 展示替えのために休館いたします。

10月3日から、冬の定番展示である『祈りの人 渡辺禎雄 型染版画展』を開催します。深まる秋の景色とともにおたのしみください。

野原へ

2009 年 9 月 21 日 月曜日

安曇野ちひろ美術館で開催中の『ポーランドの絵本原画展』(11月30日まで)に、フィリア美術館の収蔵品26点(ガウダシンスカやボラティンスキなど)を貸し出しています。

ちひろ美術館は、いわさきちひろさんがお住まいだった東京都練馬区(ちひろ美術館・東京)と、縁の地である長野県北安曇郡松川村(安曇野ちひろ美術館)があり、ちひろさんの作品とともに世界の多様な絵本の原画をコレクションしています。

日本ではこれまであまり馴染みのないポーランドの不思議なあじわいの世界をこの機会にどうぞお楽しみに。ちなみにポーランドという国名は‘野原’を意味するポーレが語源だそうです。

  
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