‘CD’ カテゴリーのアーカイブ

  
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カクさんとマルさん

2010 年 7 月 30 日 金曜日

きのうは久しぶりに雨がふりました。
たっぷり水をふくんだせいか、緑の色が一昨日とは違って見えます。

挿し木したソリダコから新芽が出ていました

挿し木したソリダコから新芽が出ていました

カシワバアジサイも

カシワバアジサイも

いっしょに見る人によっても景色は変わることがありますよね。
先日、覚和歌子さんと丸尾めぐみさんとともに大坪美穂さんの「海界」につつまれたとき、なんだか光の濃淡がより切実にはかなく美しく感じられました。影の中に影、そして光・・・。

お二人の最新の音盤*1 サインをいただきました

お二人の最新の音盤*1 サインをいただきました

覚和歌子さんと丸尾めぐみさんは、肩書きのようなものをうまく説明できないほど、詩作朗読歌唱作曲編曲器楽演奏・・・さまざまに活躍されています。フィリア美術館では、そうした多岐にわたる活動の中でも‘ポエトリックオペラ’*2を、これまでに2回、開催しました。

「大坪美穂さんの作品『海界』には、こよりが7,000本つかわれています」という私の説明を、「会期中、何回言うのかな」「きっと7,000回くらい言うんじゃない」とおっしゃったお二人。わたしはお二人がつくる歌が日常のふとした瞬間に浮かんできて、口ずさむことがこれまでに7,000回以上あったように思います。『夕焼けは星空のはじまり』*3も『真夏の振り子』*4もそれぞれいつも同じ何か、でも少し違う何かをもたらします。

また親密な空間で直にお二人の歌にひたりたいです・・・。

*1覚和歌子さんのセカンドアルバム『カルミン』2枚組CDと、覚和歌子さん谷川俊太郎さん共同監督の写真映画『ヤーチャイカ』DVD。音楽は丸尾めぐみさんが担当しています。当館でも販売していますよ。

*2覚和歌子・丸尾めぐみによる、歌・朗読とピアノだけの、最小単位の音楽朗読劇団。
言葉と音楽の究極の融合型を目指す。 ケータイ時代にうってつけのコンパクトでポータブルなパフォーマンス・ユニット。
覚によるテキスト/構成は、朗読物語詩の発展型とも言える。(覚さんの公式サイトより)

*3 『カルミン』には12曲目に収録されています。映画「ヤーチャイカ」主題歌。

*4 覚和歌子さんのファーストアルバム『青空一号』(2004年.ソニー)と、
丸尾めぐみさんのファーストアルバム『Vibrastar~恒星奏振器』(2004年.ブルーシティレコード)に収録されています。
上條恒彦さん(『お母さんの写真』2003年.EMIミュージック・ジャパンに収録)のバージョンも素敵ですよ。


覚和歌子さんの公認公式ファンサイト http://kaku-wakako.com/top.php

丸尾めぐみさんの公式サイト http://maruomegumi.jp/


新谷要一 フルート独奏による「バッハ無伴奏チェロ組曲」開催しました

2010 年 6 月 20 日 日曜日

企画展示『宍戸清孝 写真展 21世紀への帰還 ―二つの祖国に架けた橋―』の最後を飾るコンサート『新谷要一 フルート独奏によるバッハ無伴奏チェロ組曲』が終了しました。

小さな細い管から発しているとは思えない音量に包まれます

小さな細い管から発しているとは思えない音量に包まれます

開演して間もなく雨脚が強くなり、蒸し暑さと雨音が音楽会に影響しないかとヤキモキしましたが、スタッフの心配は無用でありました。終演後のお客さまの声は大好評。暑さや雨音などまったく気にせずにフルートの音色を楽しんでいただけたようです。
熱演された新谷さんは大汗をかいていらっしゃいましたけれども・・・

いつも玄関の活け込みでお世話になっているKさんアレンジの花束

いつも玄関の活け込みでお世話になっているKさんアレンジの花束

今回の演奏と同じ楽曲が収録されているCD

今回の演奏と同じ楽曲が収録されているCD

今日演奏された楽曲は、バッハの『無伴奏チェロ組曲』の中の1番、2番、4番です。
フィリア美術館の売店でもCDを販売しています。
3番、5番・・・もいずれCD化されるようですよ。たのしみですね。
素晴らしい演奏を披露してくださった新谷要一さんはじめ、お集まりいただきました皆さん、有り難うございました。

16世紀型の手動式フイゴのパイプオルガンによるレコーディング.おまけ

2010 年 3 月 29 日 月曜日

3/28の記事で紹介したオルガンは、録音が終わった日に運び出されました。現在、フィリア美術館にはありませんので、ご覧いただけませんよ。
やはり実際の姿を見て、音を聴いてみたくなっちゃいますよね。

で、またまた聴きたい気持ちをかきたてる!?搬出の模様を掲載します。

まず、屋根がはずされたました。

まず、屋根がはずされたました。

パイプが沢山つまった箱の中。紅絹が綺麗ですね。

パイプが沢山つまった箱の中。紅絹が綺麗ですね。

ばらばらに。

ばらばらに。

よっ

よっ

よよよ

よよよ

ぱかっと

よいしょ

ふーーーっ

ふーーーっ

ひとつ、ひとつ、丁寧に分解されて、箱に収められ、運ばれていきました。
搬出は、搬入時の巻き戻し映像を見るかのよう。逆の順番で同じ作業です。
ただ、組み立てのときは「まさにこれから音を出す」緊張感でぴりぴりしていたように思います。そして運び込んでから調整など準備の4日間、ちょうど良い温度設定を探りながら、ビルダーチームは録音時にできるだけ全ての要素が安定した状態になるよう慎重に作業していました。
そういえば搬入時の写真が一枚もありません。そんな場合じゃないムードだったのでしょう。搬出時は、ご覧のようにたくさんたっくさん撮りました・・・。

  
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