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『金田賢一&丸尾めぐみ 『朗読三昧』 2015 @ 八ヶ岳』終了しました

2015 年 9 月 13 日 日曜日

 

9月12日(土)
金田賢一&丸尾めぐみ 『朗読三昧』を開催いたしました。

 

金田賢一&丸尾めぐみ 『朗読三昧』  会場の様子

金田賢一&丸尾めぐみ 『朗読三昧』  会場の様子

 

金田賢一さんは、10年前の平和を考えるイベント(広島の原爆をモチーフにした『まっくろなおべんとう』を中心にした音楽とお話しの会)以来のご出演となりました。
ふくよかな声で届けられる「ケーテの言葉」、「日本国憲法・前文」などなど、優しく厳かに胸に響きました。

丸尾めぐみさんは、演目にあわせて、大小さまざまな鍵盤楽器を演奏してくださいました。
それぞれの楽器の特徴なども説明していただきつつ、演奏しつつ、うつくしい歌声も・・・、と大活躍。

また、会場にお客様としていらしていた、覚和歌子さん(詩人・作詞家。丸尾さんとポエトリック・オペラなるユニットを組んでおられます。「いつも 何度でも」 映画『千と千尋の神隠し』主題歌の作詞や、谷川俊太郎さんと共同で写真映画「ヤーチャイカ」の監督をするなどご活躍)が、『ほしぞらと てのひらと』にゲスト参加してくださいました。

 

金田賢一さん、丸尾めぐみさん、覚和歌子さん

金田賢一さん、丸尾めぐみさん、覚和歌子さん

 

とても素晴らしいひとときでした。

金田さんと丸尾さんの声、オルガンの音、とても良い響きでした。
飛び入りでご出演くださった覚和歌子さんの歌声も素敵でした。
会場の皆さんと一緒にうたった『野バラ』(ゲーテ:詩/ヴェルナー:曲)も本当に本当に素晴らしかったです。

お集まりの皆さん、お支えくださいました皆さん、有難うございました。

 

 

 

丸尾めぐみさんのこと

2015 年 8 月 31 日 月曜日

 

9月12日に開催する朗読と音楽のイベント
音楽を担当してくださる丸尾めぐみさん(以下、めぐみさん)。

めぐみさんと、わたしたちとの出逢いは、
めぐみさんのお父様で牧師である丸尾俊介さん(以下、丸尾先生)からのご縁でした。
丸尾先生はご近所にお住まいで、企画展が変わる度にご覧になりにいらしてくださいましたし、
様々なかたちで、わたしたちのささやかな歩みをいつも応援してくださいました。
2006年開催「丸木位里・俊  『人物像』 ―平和をつむぐ人々―」に、所蔵品や資料を提供していただいたこともあります。
そうした交わりの中で、
めぐみさんと知り合い、ちょっと不思議な・楽しい人柄と音楽に惹かれていき
ソプラノ歌手・岸田順子さんとのコンサート
詩人・覚和歌子さんとの朗読と音楽のイベント‘ポエトリック・オペラ’などなど
フィリア美術館では、いくつかのイベントを開催してきたのでした。

そして
今秋の金田賢一さんとのユニット『朗読三昧』は、急きょ、お願いすることとなりました。

実は
今年は様々な節目の年(戦後70年、フィリア美術館開館25周年)ではありますが、
メンテナンス等の諸事情で、パイプ・オルガンの演奏もおやすみしていましたし、
わたしたちは静かに日々を守ることに専念しようと考えていました。

しかし、
不安な空気がふくらみつつある、このところの世の中にあって
金田賢一さんとのユニット『朗読三昧』の朗らかで清らかな世界を
ケーテ・コルヴィッツの作品がならんだ第一展示室で
多くの皆さんと共有できたらきっと素敵だろう!と思いつき、
お二人に呼びかけたところ、快くお応えいただいたのでした。

 

 

リードオルガン(Mason and Hamlin) その1

リードオルガン(Mason and Hamlin) その1

 

先日、ご友人と遊びにいらした丸尾めぐみさんをパチリ。
3台のオルガンそれぞれの状態を確認していただきました。

 

リードオルガン(Mason and Hamlin) その2

リードオルガン(Mason and Hamlin) その2

 

ここしばらく、パイプ・オルガンは諸事情で、
コンサートをおやすみしておりますが、
今回のイベントでは、おそらく少しの時間ながら、音色のご紹介ができたら・・・と考えています。

 

パイプ・オルガン(草苅オルガン工房)

パイプ・オルガン(草苅オルガン工房)

 

 

公式WEBサイトhttp://www.maruomegumi.jp/より

丸尾めぐみさんのご紹介
http://www.maruomegumi.jp/%E3%82%8F%E3%81%9F%E3%81%97%E3%81%AE%E3%81%93%E3%81%A8/

profile

作・編曲家・鍵盤楽器演奏家。京都生まれ。早大出身。
父は牧師、母は医師という環境下、篤実と福祉の精神を育む。
2歳半よりピアノを始める。幼少から親しんだ教会音楽とクラシックをベースに、リリカルな世界を生む。
鍵盤楽器一般のほか、マリンバ、アコーディオンの演奏家として活躍。
作曲家としても数多くのアーティストに作品を提供するほか、舞台音楽、映画音楽、CM音楽も多数。
覚和歌子とのユニット「ポエトリック・オペラ」はじめ、他ジャンルとの即興を交えた表現活動も多岐にわたり、自由で美しい楽曲を生み出している。

biography

1978 小川銀次率いるCROSSWIND参加、レコードデビュー。

1979 ダディ竹千代&東京おとぼけCats加入。

1981 中村裕介とWEEKIDS結成。このコンビでarrangerとして100以上のCMを生み出す。
ムーンライダースのかしぶち哲郎と出会い、今まで触れた事のない様々な音楽に大きな影響を受ける。
アコーディオンの素晴らしさに気づき、習得を目指す。
彼らと共に、梓みちよ、ピエール・バルー、加藤和彦、安井かずみ、加藤登紀子はじめ多くのアーティストと共演。

1987 尺八の添川浩史らと「感情音楽旅団」結成。初のソロライブ。

1988 俳優・中丸新将の演劇的シャンソンの世界を初プロデュース。
この頃から、視覚的演劇的空間・総合芸術としての「音楽」のあり方に関心を深める。

1990年代初頭
栗山民也演出「火の鳥」「GETTO」、自由劇場「ティンゲル・タンゲル」に出演し、様々な芸術表現を体験。
「さそり座」(後に「SWAY」)と出会い、トータルプロデュースを手がける。
一方では、ソプラノの岸田順子と共に、教会音楽・讃美歌の新しい試みを始める。
リードオルガンの表現の多彩さを再認識。

1998 ZABADAKの上野洋子らと共に、全員歌と楽器のユニークな女性グループ、マーシュ・マロウ結成。

2000 覚和歌子と運命的な再会。彼女が生みだす「詩・詞」の世界に魅せられ、数々の作品を作曲。
朗読と音楽の究極の融合を目指し、ポエトリック・オペラ結成。

2005 宮崎駿プロデュースCD・Vocal上条恒彦「お母さんの写真」に覚和歌子と共に作品提供。

2008 覚和歌子・谷川俊太郎監督の写真映画「ヤーチャイカ」で音楽を担当。

現在この他に、俳優・金田賢一との朗読ユニット、俳優・冷泉公裕、峰さを理、小林明子と共演。

 

 


 

『金田賢一&丸尾めぐみ 朗読三昧』

俳優・金田賢一と
音楽家・丸尾めぐみが
「朗読」と「音楽」の優しくも自立した関係をコンセプトに2007年に結成したユニット「朗読三昧」。

フィリア美術館25周年、そして戦後70年の今年、
ケーテ・コルヴィッツにまつわる文献も取り上げながら、
平和について思う朗読と音楽のひととき♪
八ヶ岳高原の秋の気配とともにお楽しみください。
企画展示もご覧いただけます。

9月12日(土)
午後2時30分開場 午後3時開演

参加費 2,800円  全席自由席 定員50名
店頭前売 2,500円

◇メール送り先 → organ2013@philia-museum.jp
◇電話・FAX → 0551-36-4221

 


 

『ケーテ・コルヴィッツ展』

会期:7月18日(土)~9月29日(火)
休館日:水曜日
*9月12日(土)は、イベント開催のため、通常の開館はいたしません。お申し込みいただいた方のみご入館いただけます。
*9月23日(水)は開館し、9月24日(木)は休館いたします。

開館時間:午前9時30分~午後5時
入館料:一般500円・小中学生300円

常設展:ミエチスラフ・コシチエルニアク
収蔵作品セレクト展:スタシス・エイドリゲピチェス、ヨゼフ・ウィルコン、エルジビエタ・ガウダシンスカ等のポーランドの絵本原画

 


 

 

良き羊飼い

2014 年 11 月 6 日 木曜日

 

資料の整理をしていたら懐かしい写真がでてきました。

 

コリデール。 冬ですね。足もとに雪が見えます

コリデール。
冬ですね。足もとに雪が見えます

 

20~15年ほど前に、美術館の南側の畑を借りて飼っていた羊。3頭いたうちの1頭、コリデールです。羊は、コリデールのほかに、サフォーク(顔が黒く体は白い)も2頭いました(残念ながらサフォークの写真は見つかりませんでした)。

何人かの仲間で餌をやったり毛刈りをしたり・・・。
3頭の羊を満腹にさせるのはとても大変で、常に餌をせがまれて「う゛ええええう゛ぇええええ!!!!!」と啼かれていました。

 

羊たちがいたあたりの本日の様子。テラスからパチリ

羊たちがいたあたりの本日の様子。テラスからパチリ

 

羊たちがいたあたりの本日の様子。野菜畑です(現在、他所様が管理する土地です。立ち入らないでくださいね)。
当時、羊たちが根こそぎ食べてしまうので、あらゆる植物は芽を出す暇もないといった状態でした。

 

わたしは良い羊飼いである。良い羊飼いは羊のために命を捨てる。(ヨハネによる福音書10章11節)

と聖書にありますが、羊に啼かれるたびに、「こっちが泣きたいよー」と嘆きつつ餌のための草刈りをしていた私は少なくともあまり良くない飼い手だったと思います。

 

ところで、今回の『祈りの人 渡辺禎雄 型染版画の世界』では、『良き羊飼い』をはじめ、羊をモチーフにした作品をいくつか展示しています。

 

渡辺禎雄の羊モチーフの作品

渡辺禎雄の羊モチーフの作品

 

『良き羊飼い』1982年
『良き羊飼い』1989年
『天使と羊飼い』1966年
『ノアの方舟』1984年
『ノアの方舟』1989年

 

『ノアの方舟』1984年 簡略化された動物たち、波模様、空模様。美しいです

『ノアの方舟』1984年 簡略化された動物たち、波模様、空模様。美しいです

 

同じ題材の、様々な表現。
見比べてお楽しみください。

 

 


 

『祈りの人 渡辺禎雄 型染版画の世界』

展示期間:2014年10月11日~12月23日
開館時間:午前9時30分~午後5時 *11月以降は午前10時~午後4時
休館日:水曜日 *11月15日(土)はイベント開催のため休館
入館料:一般500円/小中学生300円
常設展示:ケーテ・コルヴィッツ/ミエチスラフ・コシチエルニアク
収蔵作品からのセレクト展示:スタシス/ウィルコン/ガウダシンスカ 等

 


 

●会期中のイベント

『あやなすひびき 音楽と朗読@秋の八ヶ岳』

◇ 朗 読
中尾 幸世
八ヶ岳の晩秋の美しい空気が心に染みてゆくようないくつかの物語をお届けします

◇ 音 楽
守安 功 (アイリッシュ・フルート、ホイッスル)
守安 雅子 (アイリッシュ・ハープ、コンサーティーナ、バゥロン )
お客様との自然なやり取りの中から、即興的に、その場で、演奏させていただく曲を決めさせていただきます

日時:2014年11月15日(土) 午後2時30分~
参加費 3,000円  全席自由席 定員50名
*詳細はお問い合わせください。

 


 

ぜひお出かけください。

 

 

  
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