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神田の大糸桜

2010 年 4 月 15 日 木曜日

昨日の夕方、お花見に行って来ました。
小淵沢町にある‘神田の大糸桜(シンデン ノ オオイトザクラ)’です。
神田はカンダと読んでしまいがちですがシンデンなのです。
神田とはこの地区の字(あざな)で、供米を収穫する田を意味し、大糸桜はその畔に御神木として植えられたものだと伝えられています。

エドヒガンの変種 少し紅色がかっているのがわかりますか?

エドヒガンの変種 少し紅色がかっているのがわかりますか?

樹齢約400年の古木で、山梨県の天然記念物に指定されています。

樹下におかれた石碑によると・・・

本樹は一名シダレザクラと呼び、エドヒガンの変種と思われる。根回り8.0m、目通り幹囲6.4m、花径20mm、花色は多少紅色がこい。本県におけるイトザクラのうちまれにみる大木で四方に下垂し、樹形もよく、古来名を知られた名木である。

とのこと。
三方から写真におさめてみました。

八ヶ岳を背景に

八ヶ岳を背景に

甲斐駒ヶ岳を背景に

甲斐駒ヶ岳を背景に

富士山を背景に

富士山を背景に

昨年から『樹勢回復事業』として、周囲に防風ネットが設置されました。
あちこちの枝を切られ幾本もの柱で支えられている様子は痛々しくもありますが、
宵待ち時の斜めの光の中で静かにたたずむ古木の姿には味わい深いものがありました。
ふたたび以前のような花の勢いを取り戻してくれると嬉しいですね。

きのうは晴れて風も強くて空が綺麗でしたが、今日はどんよりした空模様。肌寒いです。
このところのお天気はあたたかかったり寒かったり変化が激しいですね。
さて、明日の小淵沢の天気予報は・・・
あ!雪だるまマーク!



大糸桜の開花状況は北杜市の観光協会のサイト「神田の大イトザクラ」情報 | ほくとのさくらブログでご覧になれます。

穴山和幸さんの‘環工房’を訪ねました。

2010 年 4 月 12 日 月曜日

東京よりご来館のお客さまが、八ヶ岳はまだ早春ですねとおっしゃいました。
あちらのソメイヨシノはもう散っているそうですね。
小淵沢の花見頃は明後日ぐらいかな?

水仙。まぶしいくらいに発色しています。

水仙。まぶしいくらいの発色ですね。

さて、昨日の記事でお知らせした『おらんうーたんの春の展覧会』に作品を寄せてくださる穴山和幸さんの工房をご紹介します。

穴山和幸さん。作品に囲まれて。

穴山和幸さん。作品に囲まれて。

陶芸教室も開催していますよ

陶芸教室も開催していますよ

手によく馴染む普段使いの器

手によく馴染む普段使いの器

花器

何を容れましょう?不思議なかたちですね

あれれ???と、ちょっとひっかかりのある形。でも、やさしく広くひらかれているように思いませんか?

穴山和幸さんの‘環工房’は北杜市高根町にあります。
詳細は公式サイトhttp://kan-koubou.jimdo.com/をご覧くださいね。

フィリア美術館のロビー展示「穴山和幸 展・陶器 4/24〜5/11」をお楽しみに。

第二次世界大戦下の日系アメリカ人

2010 年 3 月 30 日 火曜日

国立歴史民俗博物館に行って来ました。
小淵沢から野を越え山を越え、大都会・東京をすり抜けて千葉県佐倉市へ、4時間ほどの電車とバスの旅です。
国立歴史民俗博物館は・・・

「原始・古代から近代に至るまでの歴史と日本人の民俗世界をテーマに、実物資料に加えて精密な複製品や学問的に裏付けられた復元模型などを積極的に取り入れ日本の歴史と文化についてだれもが容易に理解を深められるよう展示されています。」公式サイトより

今回おとずれたのは、今年3/16から新しく設けられた第6展示室『現代』を見るためでした。このカテゴリーのなかで、特集展示されている『アメリカに渡った日本人と戦争の時代』に、わたしどもとご縁の深い小平尚道さん*1 のスケッチが展示されているのです。このスケッチは、小平さんの著作『アメリカ強制収容所』(フィリア美術館刊)に掲載されていています。

はからずもフィリア美術館の次回企画展『宍戸清孝写真展 21世紀への帰還 -二つの祖国に架けた橋-』(4/24〜6/20開催)にもつながる「第二次世界大戦下の日系アメリカ人」の背景をより深く知ることができました。そして自分たちの足もとにつづくここ100年(父母と祖父母の時代・顔だちを思い描ける人々の生の時間)、そしてそして古代へと・・・、様々に思いをはせ考えさせられました。
いま、こうしている間にも時は流れているけれど、100年後に生きる人たちは「2010年のこの時」「わたしたちのいま」をどんなふうに振り返るのでしょう。

特集展示「アメリカに渡った日本人と戦争の時代」は2011年4月3日(日)までです。

*1 小平尚道(1912-2005)アメリカ合衆国生まれ。神学者。主な著書に『カルヴァン』『プロテスタンティズムの本質』(玉川大学出版)『アメリカ強制収容所』(玉川大学出版/フィリア美術館より復刊)『老人の祝祭日』(朝日新聞社)等。
日系二世としてアメリカに生まれました。戦前、日本で暮らしていた経験もあります。その際、日系人であることを理由に警察の監視下におかれたことなどからアメリカにもどり、ワシントン州シアトルで第二次世界大戦の開戦をむかえます。
しかし、今度はアメリカのFBIからも監視を受け、約4年間、アイダホ州のドミニカの収容所に強制収容されました。

  
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