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『四竈公子展 ―館蔵品を中心に―』開催中です

2015 年 4 月 19 日 日曜日

 

『四竈公子展 ―館蔵品を中心に―』
はじまりました。

『石畳Ⅱ(上野地下道)』(四竈公子 1989年 油彩 フィリア美術館蔵)

『石畳Ⅱ(上野地下道)』(四竈公子 1989年 油彩 フィリア美術館蔵)

 


 

四竈公子さんの作品の題材は、普段なにげなく目にするものばかりです。
しかし、いわゆる「絵になる」はなやかな盛りの花や熟れた実を描くのではなく、枯れたり萎んだりした様子を絵にしておられます。先ず、そこに驚きがあるわけですが、ひとつひとつの作品にじっくり向かいあうと、塗り重ねられた絵の具の複雑な色合いの美しさ、不思議な構図のおもしろさに惹きつけられます。そして、何か特別な「物語の気配」があって、いったん目があうと離れがたい気持ちにさせられます。
『石畳II(上野地下道)』で描かれているのは、ずれたり汚れたり、時の経過が感じられる石の敷きつめられた舗道です。ある一部分が照射され、周囲はぼんやりとして暗がりに沈む画面から、一心に足元を見おろしている人物が想像されます。その人の身の丈を思いながら、独特の浮遊感に包まれる味わい深い作品です。
今回の展示は館蔵品を中心にすえ、四竈さんご自身が手元に置いて大切にされてきた作品も数点お借りして並べました。わたしどものコレクションは、四竈さんがかつて定期的に開いていた個展の度に、少しずつ集めてきたもので、もともとは自室に飾ってひそやかに眺める、暮らしとともにあった絵がほとんどです。
1998年と2005年に当館で開催した展覧会では、所蔵家の皆さんからお借りした作品が半数を占め、二階の展示室も含め約100点を展示する大規模なものでした。くらべて今回は、随分こぢんまりとしたものに感じられるかもしれません。しかし、第一展示室をぐるりと行きつ戻りつ、ゆっくりとご覧になるにはちょうど良い加減ではないでしょうか。作品と対話しながら、ご覧いただければ幸いです。

 


 

四竈 公子(しかま きみこ) 略歴

1935年 茨城県生まれ。
子どもの頃から、絵を描くことに親しむ。

高校在学中、下北沢ナザレン教会で洗礼を受ける。

絵の道への思いを抱きつつも、
家庭の事情から美大進学を諦め出版社に勤務。

医療奉仕の手伝いをするうちに福祉の重要性を認識、
明治学院大学文学部社会学科社会福祉コースに入学。

30代になって油絵をはじめ
42歳で武蔵野美術短期大学美術科を卒業。

1984年 銀座ギャラリータカノで個展開催(2000年まで)
団体に属さず、個展のみで作品を発表。

1998年 画集刊行。
フィリア美術館で特別展開催は、1998年、2005年につづき三回目。

〈近年の展覧会〉
2010年 梅野記念絵画館(長野県東御市)
2010年 すどう美術館(神奈川県小田原市)
2009年 砂丘館(新潟県新潟市)

 


 
八ヶ岳南麓の春の息吹とともに、四竈公子さんの作品世界をお楽しみください。


 

『四竈公子展 ―館蔵品を中心に―』

展示期間:2015年4月18日~6月30日
開館時間:午前9時30分~午後5時
休館日:水曜日  ※ 5/6(水)開館、5/7(木)休館
入館料:一般500円/小中学生300円
常設展示:ケーテ・コルヴィッツ/ミエチスラフ・コシチエルニアク
収蔵作品からのセレクト展示:スタシス/ウィルコン/ガウダシンスカ 等

 


 

フィリア美術館 2015年4月の予定

2015 年 4 月 9 日 木曜日

 

フィリア美術館の4月の予定をお知らせいたします。

 

■ 展示内容

  • 第1展示室 ・・・ 企画展示 「四竈公子展 -館蔵品を中心に -
  • 第2展示室 ・・・ 常設展示 「ケーテ・コルヴィッツ」
  • 第3展示室 ・・・ 常設展示 「ミエチスラフ・コシチエルニアク」
  • 第4展示室 ・・・ 収蔵作品セレクト展:スタシス・エイドリゲピチェス、ヨゼフ・ウィルコン、エルジビエタ・ガウダシンスカ等のポーランドの絵本原画

 

■4月の休館日

  • ~4月17日、22日、29日

 

■ 開館時間

  • 9:30~17:00

 

■ 入館料

  • 一般 ・・・ 500円
  • 小・中学生 ・・・ 300円

(入館料の割引についてはこちらをご覧ください)

 

 

 

 

クリスマス・アドヴェント 2014

2014 年 12 月 2 日 火曜日

 

12月になりました。
クリスマスを祝う準備のシーズン!
街は、はなやかな電飾にいろどられ、とても賑やかですね。

 

モミとノバラを中心にした活け込みと『聖母子』(渡辺禎雄 1991年 型染版画)

モミとノバラを中心にした活け込みと『聖母子』(渡辺禎雄 1991年 型染版画)

 

フィリア美術館では
手仕事の温もりにあふれた作品を中心に
素朴な飾り付けをしています。

 

四竈公子による七宝のクリスマスツリー

四竈公子による七宝のクリスマスツリー

 

クラフト・バンの木製のクリスマスツリー その1 壁面の作品はケーテ・コルヴィッツや奥潤一郎の絵葉書を額装したものです

クラフト・バンの木製のクリスマスツリー その1 壁面の作品はケーテ・コルヴィッツや奥潤一郎の絵葉書を額装したものです

 

クラフト・バンの木製のクリスマスツリー その2 暖炉の前に

クラフト・バンの木製のクリスマスツリー その2 暖炉の前に

 

四竈公子の七宝のクリスマスツリーは2005年から
クラフト・バンの木製のクリスマスツリーは開館したての1990年から毎年飾っています。

 

うつくしい草紅葉! イカリソウです

うつくしい草紅葉!
イカリソウです

 

紅葉シーズンは終りを迎え、裸木や針葉樹が目立つようになりました。
寒くなってきたし、なんだか寂しい・・・
でも、足もとの小さな草紅葉がきわだって愛おしく感じられたりしますね。
西日を透かして輝くイカリソウの葉の美しさ!ふんわり灯りがともったような気分になります。
お運びの際は、美術館のささやかな庭もご覧くださいね。

八ヶ岳南麓の冬のはじまりと、クリスマス・アドヴェントの様子を少しずつご紹介します。
つづきはまた来週・・・。

 


 

『祈りの人 渡辺禎雄 型染版画の世界』

展示期間:2014年10月11日~12月23日
開館時間:午前10時~午後4時
休館日:水曜日 *冬季休館:12月24日~2015年4月3日
入館料:一般500円/小中学生300円
常設展示:ケーテ・コルヴィッツ/ミエチスラフ・コシチエルニアク
収蔵作品からのセレクト展示:スタシス/ウィルコン/ガウダシンスカ 等

 


 

  
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