‘野鳥’ カテゴリーのアーカイブ

  
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呼んでる口笛 百舌の声

2009 年 8 月 11 日 火曜日

今日は久々にお日様がきらきらぎらぎら照りましたね。
昼下がり、来館者が途切れた合間にベランダに出てちょっと一息。
さわやかな夏空を見上げていたら、美術館のそばにそびえるモミの木のてっぺん近くでたわむれる小鳥の姿が目に入ってきました。

モミの木に鳥の姿が・・・

モミの木に鳥の姿が・・・

つがいのようですね

つがいのようですね

肉眼ではどんな鳥なのかよく見えませんし、飛び方で区別できるほど野鳥に詳しくありません。よくわからないながらもとにかくカメラで撮ってみました。パシャリパシャリ。

アップにしてみました

アップで見てみると・・・

拡大してみたら・・・ モズかな?
羽の色や、眉毛部分の白、目の下のラインの暗褐色などから判断しましたよ。
その瞬間、反射的に

目かくし鬼さん  手の鳴る方へ
澄ました  お耳に  かすかに沁みた
呼んでる口笛  百舌(もず)の声・・・
(作詞:サトウハチロー  作曲:中田喜直)

と、思わず口ずさんでいる自分を見つけました。
ようやく長雨から解放されて夏空気分を味わっていたのに『ちいさい秋 みつけた』???
少しさみしい気持ちになってしまいましたけど大丈夫、本格的な夏はこれからです!

ウグイス

2009 年 6 月 25 日 木曜日

先週、メジロの記事の中で色のことに触れて、「うぐいす色」という色の認識にねじれが生じているらしい・・・と書きましたよね。
たとえば「うぐいす色」をキーワードに画像検索してみると、明るい緑色を指してうぐいす色と呼んでいる例が非常に多く見られます。しかし、本来のうぐいす色というのはこんな暗めの色なんだそうです。

うぐいす色

うぐいす色

さて実際のウグイスは本当にこんな暗い色をしているんでしょうか?
みなさんはウグイスを見たことありますか?
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などと、少々わざとらしい前振りをするのは何故なのかと申しますと、ウグイスの写真が撮れてなんだかとっても嬉しいのでみなさんにもお見せいたしましょう、と、そういうわけでございまして・・・。

ホーホケキョと響く鳴き声は春先のイメージ。でも今の季節もときどき声が聞こえてくるんですよね。
先日、突然近くから聞こえてきたホーホケキョケキョケキョケキョの声に誘われて林の中に目をこらしてみると・・・おーっ、ウグイスみつけましたーっ。
声はすれども姿は見えず・・・ってよく言われますけど、今回は運が良かったのでしょう。近くの茂みでさえずる姿をじっくりと観察できました。

ウグイス発見

ウグイス発見

ウグイスが鳴く姿って面白いんですよねえ。下を向いて空気を思いっきり吸い込むように喉のあたりをプクゥーッとふくらませて「ホー・・・」、ためて、ためて、おもむろに背筋を伸ばして「ホケキョ!」。天に向かって高らかにさえずります。

プクゥーッ  ホー・・・

プクゥーッ  ホー・・・

ホケキョ!

ホケキョ!

ところで肝心の色はというと・・・
薄暗い茂みの中だったのでよくわかりませんでした。
ごめんなさい・・・

メジロ

2009 年 6 月 16 日 火曜日

美術館の玄関先に小鳥がやってきました。
リリリリ・・・と、虫の声と間違えそうなほど透明感のある優しい鳴き声が聞こえてきます。
ちょうど花の写真を撮っていたところだったので、すぐさまカメラを声のする方に向けてパシャリパシャリ。
撮れました!

きれいな声でさえずっています

きれいな声でさえずっています

玄関脇の白樺で

玄関脇の白樺で

隣にいた知り合いに「あれはウグイス?」と尋ねると、

「あれはメジロ。ほら、メジロっていうだけあって目の周りが白いでしょ。
うぐいす色ってたしかにああいう色だけど、本物のウグイスはもっと茶色いのよ。
そういえば、うぐいす餡やうぐいす餅もウグイスの色というよりメジロの色よね。
どうしてメジロの色がうぐいす色って呼ばれるのかなあ・・・?」

というわけで、うぐいす色について調べてみたら、なんだかややこしいというかまぎらわしいというか・・・

「うぐいす色ってどんな色?」と考えたときに、メジロのような明るめの緑色を思い浮かべる人が(我々を含め)大多数らしいんですが、正式な「うぐいす色」とはこんな暗めの色なんだそうです。

うぐいす色

うぐいす色

どうして色の認識にねじれが生じたのかについては諸説あるようなので、興味のある方は調べてみると面白いかも知れませんよ。

  
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