2009 年 のアーカイブ

  
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渡辺眸さんの旅

2009 年 5 月 11 日 月曜日

本展に『旅の扉』と名づけたのは渡辺眸さんです。

猿神 Monkey Planet

猿神 Monkey Planet

5/2にひらかれたギャラリートークでは、本展の主要モチーフである1972年のインド・ネパールへの旅のお話をうかがいました。

あまりに心や体に染みわたっている事柄について言葉にするのは難しいとおっしゃる眸さん。お話ししていただいた様々なエピソードをすこし強引にまとめるなら、旅とは、ある日、ある所で、寝て、起きて、歩き、水をくみ、仲間に逢い、別れ、猿に出逢い、蓮に出逢い、永遠に出逢い続ける‘いま’を受け入れていく時間の連続。眸さんが彼の地で過ごした日々は、生と死、過去と未来、日常と非日常など対立している事柄の融合をもたらしました。東京で暮らしているたった今も、まさにその旅のつづきを生きていると言えましょう。

旅の途中、眸さんが自然体で出逢った厳かで清らかな野生の猿たちの写真を、ご覧ください。

『渡辺眸 写真展 旅の扉』
2009年4月25日(土)〜7月5日(日)

2009 年 5 月 8 日 金曜日

フィリア美術館の玄関を飾るお花を紹介します。

本日のお花は〈めぎ〉。小さな花の黄色も、葉の緑から深い紅色への広がり具合も、とてもきれいです。

megi2

めぎ (小枝)

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めぎ (いけこみ)

月に2・3回、近くの園芸農家にその時々に元気な植物のなかから、開催中の展示のイメージや花器、私どもの好みを考え合わせてセレクトしていただいています。
思いがけない提案もあって、いつも素敵な驚きがいっぱいです。長いおつきあいのなかで、今回の「めぎ」は初めてでした。ちょうど花の咲き加減の良いときと活け込みの日があうとは限らない、「旬」は一年のうちの本当にわずかなひとときなのだということを実感しながら作業しました。

追記:
「めぎ」とは「目木」と書きます。洗眼薬に用いられるので名付けられたそうです。

ギャラリー・トーク

2009 年 5 月 2 日 土曜日

本日午後4時
『渡辺眸 ギャラリートーク with おおえまさのり』 開催

ギャラリー・トーク 渡辺眸さん(左) おおえまさのりさん(右)

ギャラリー・トーク 渡辺眸さん(左) おおえまさのりさん(右)

旅からスタートしていろいろなお話をしていただきました。
タゴールの詩の朗読も….。

ご来場の皆さん有り難うございました。

  
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